☆加藤のコラム『チマジャの波と、パウダーをアモーレする男たち!!Vol.4』

☆加藤

☆加藤
会社の創業者兼代表です。 波乗りと海と雪山が大好きなサーファーです。 地球温暖化による悪影響は、アウトドアをフィールドにするサーファーや釣り人、またバックカントリーを楽しむパウダー愛好家にとっても、ここ10年は加速度的に環境が悪化していると思います。 我々は高精細な気象情報・海象情報を提供し、海を安全安心に過ごして頂けるサポート役でしたが、今後はもっと大きなテーマを考えねばならないと強く感じています。 微力ながら、年々悪化している豪雨、暴風、高波浪、洪水、高潮などに対して、事前に予報して災害による被害や事故を少しでも減らせるよう精進して参りたいと思います。 一方、初動負荷トレーニング®の指導提携施設を湘南辻堂と横浜東戸塚で運営していますが、気象と健康とで関わり方は異なるものの、地域住民の幸せづくりに貢献する仕事に変わりはありません。しかも日々会員さまのスマイルを直接見れることで、我々の方が逆に元気を頂ける素敵なお仕事に感謝しかありません。前期高齢者の自分が今もアクティブに活動できるのは初動負荷トレーニング®の賜物です。 個人的には、サーフトリップや雪山のコラムが多くなりますが、素晴らしい自然環境の恵みを享受する喜びを少しでも皆さまにお伝えできればと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

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※このコラムは2016年06月10日に掲載されたものを再掲載しております。

チャンプ

夕方、念のためにチマジャを再びチェックしましたが、まだハードで危険な波であることに違いはないものの、たった1人地元らしきサーファーがサーフしていました。いきなり3秒くらいのTube Rideを披露したかと思えば、頭半サイズのホレホレの波に果敢にトップターンのスプレーを飛ばしていました。そのライディングを見て、ただ者ではないとは分かりましたが、そのサーファーは過去にインドネシアの国内大会で優勝してインドネシアのチャンピオンに輝いたこともある地元では有名なDEDE氏でした。

同氏は、ポイントの近くでクイックシルバー系の「サーフショップ」を経営されています。

朝食はいつも80円のお粥

最終日の朝、うねりが落ち着くことを祈りましたが、前夜に高波が堤防を壊して乗り越えるくらいになっていたため、最終日にケガをするのも嫌なので朝イチサーフィンは諦めることにしました。

高波で破壊された堤防

高波で破壊された堤防

ホテルでは朝食は提供されないので、宿のすぐ近くの屋台で庶民が利用して繁盛している“お粥”を毎朝食べることにしていました。そのお粥はとても美味しく、ちょうど良いボリュームでもあり、80000ルピア(80円)なのでとてもリーズナブルでした。
庶民が食べたり飲んだりするものはとても安いのですが、イスラム教が普及している関係で、ここチマジャでもアルコールを入手するのは大変ですし高くつきます。多くの外国人サーファーらが利用するホテルのレストランでは、大体アルコールを飲めますが、我々が利用したホテルではビンタンビールの小瓶が250000ルピア(250円)、グラスワインは並々と注がれるものの52000ルピア(520円)と、お粥やナシゴレンなどに比べるとかなり高めで、日本のコンビニで買うくらいの値段になりました。(涙)

田んぼに囲まれたコテージ(離れ)の外観

田んぼに囲まれたコテージ(離れ)の外観

田んぼに囲まれたコテージ

紹介し忘れましたが、泊まる宿はAさんに「チマジャスクエア ホテル」を紹介して頂きました。ロビーの横にレストランがあり、その傍に、ビリヤード、卓球、サッカーゲームなどが置かれたプレイルームがあって自由に使えます。その本部棟の裏手に広がる田んぼの中に、泊まるための2階建てのコテージ(小屋)が7~8棟あります。私たちのコテージは、ロビーから歩いて3分くらいの微妙な距離?にあって、2階が寝室でベッドが4つあり、1階にもダブルベッドのエアコン付きの部屋が1室だけありました。1階には、温水シャワー付きのトイレが2か所とダイニングキッチンがあり、シンク、テーブルと椅子、冷蔵庫に加えてハンモックがあって快適で、3人で3泊して160万ルピア(16000円、1人あたり5000円強)とリーズナブルでした。

なお、コテージの周りは360度田んぼで、あぜ道は決して広くはなく、夜は辺り一面真っ暗になるので懐中電灯は手放せませんでした。また、季節的に毎晩カエルの合唱が賑やかでしたが、疲れた身体には心地の良い子守歌に聞こえて、毎日熟睡することができました。

コテージでも携帯電話の電波は何とか通じていて、Wifiは宿のレストランのみ使えましたが通信スピードはそれほど速くはありませんでした。
今回は日程的に短期間だったので、サーフィンを満喫することは叶いませんでしたが、世界に誇る日本のパウダースノーをアモーレ(愛)するスノーボーダー(サーファー)らが、このチマジャの波に惚れて毎年通い詰めているのですから、きっとワールドクラスの波がブレイクするのでしょう。

次回は滞在期間をなるべく長くして、ぜひGood Waveに太いトラックが刻めればと願っています。(了)

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